雨樋の補修にあたっての留意点

1)雨樋が壊れたらどのように直せばいいのか、費用はいくらぐらいか気になります。そのままにしておけば、とんでもないことになることもできません。 今回は、補修工事にあたっての留意点を確認していきます。 また、費用についても気になりますので、どのような業者に頼めばよいのか、その見分け方もお伝えしますので、ぜひ有効活用ください。 また、火災保険を活用する場合、できれば街の屋根やさん東京のように、きちんとしたお見積もりと、写真を撮ってくれる業者がいますので、活用しましょう。 屋根の修理に詳しい業者は、次の点について長年の経験をお持ちです。

雨樋補修の費用

①保険申請に適した独自の調査方法
②保険申請を最大化できる保険申請ノウハウ
③手抜き工事なしの質の高い技術力 2)では、雨樋の役割とは、雨水が建物に侵入して腐食することを避けるという重大な役割を担っています。 また、屋根から雨水が直接地面に落ち、地面に溝を作ったりして、建物の基礎周りを不安定にし、家の老朽化を早めます。 もしも、雨樋がなければ、取り返しのつかないことになります。 室内に雨漏りがしないからと雨樋の壊れを放置しておくと最悪の場合、住宅の建て替えという大きなしっぺ返しを受けることになりかねませんので、そうなる前に、雨樋修理をするように勧めます。 このように、雨樋といえども、その管理は、家の維持管理に大きな影響を及ぼしています。 3)では、雨樋が壊れる原因は何でしょう。  それは次の点です。
1、落ち葉などのごみが詰まっている。
2、雨樋の傾斜が正常でない。
3、経年劣化している。
4、雨樋の継ぎ手に隙間がある。
5、長年の風雪などの影響。
4)それでは、これらの修理方法を考えてみましょう。

①ゴミつまりが原因の場合  雨樋のゴミつまりが、最も多いのが集水器(屋根からの雨水が集めるところ。具体的には、縦になっている、円筒形雨樋の上部)の入口です。 なお、近場に樹木がある家では、ほぼ間違いなく落ち葉が詰まっています。その他、鳥の巣だったり、飛来してきたビニール袋や、小動物の死骸まで、あらゆるものが原因で雨樋から雨水が漏れるのです。

〇まずは、修水器のゴミつまり対処方法  集水器付近にはしごをかけて、ごみを出します。この時、手前だけでなく必ず手が届く範囲すべての渡り確認をしましょう。その際、つまりの原因になる突起物のようなものが、あれば、それもヤスリ島で削っておきます。 最後に、バケツに水を入れて、集水器に水を流してスムーズに流れるようであれば、OKです。 水の流れが悪いときは、堅樋にも、ごみが詰まっている可能性があります。

〇次に,堅樋のゴミ詰まり対処方法について以下に述べます。 堅樋下部の継ぎ手を外して円筒形の雨樋内部が見えるようにする。堅樋よりも1メートル以上長く針金をカット、太さは手で曲がる程度の硬さで、比較的固い針金を使用する。カットした針金の先に堅樋の中にすっぽり入る程度のボール状の布を括り付け、必ずしっかりと括り付けてください。 次にはしごをかけて上がり、堅樋上部から針金を、布を括り付けた反対側から差し込んで、堅樋下部から針金が頭を出すまで貫通させる。 後は、堅樋~出てきた針金をすべて引っ張り出せば、詰まったゴミも一緒に出ます。これを2回繰り返す。最後に、外した堅樋を元に戻せば、完了です。

〇軒樋(屋根から直接雨水を受けている雨樋)のゴミつまり対処方法 軒樋にはしごをかけます。体重で雨樋の素地金具が曲がったりしないように注意しましょう。 次に軒樋内側を見渡して落ち葉などごみを取り除きます。また砂やほこりも蓄積していますので掃除します。 継ぎ手部分にゴミが大量にあれば、突起物がないか確認し取り除きます。 できれば、年に一度程度の点検をすることが大切です。

〇雨樋傾斜の原因の場合 雨樋(軒樋)は雨水をスムーズに流すために水平でないのです。傾斜させて設置されています。ほとんどの雨樋(軒樋)は、右下がりか左下がりかへの字になっています。お分かりの通り、雨水をスムーズに流すためです。 傾斜の角度は、10メートルにつき、3~5センチです。

〇経年劣化が原因の場合。 通常雨樋の寿命は20年から25年です。それ以上経過していると雨水が漏れたり外れたりすることがあります。 速やかに、専門家に連絡して取り替えてください。

〇雨樋の継ぎ手が原因の場合。 継ぎ手が外れて雨水が流れ出ている場合は、接着不良か経年劣化です。 継ぎ手の接着不良の対応について、その方法を説明します。 雨樋から継ぎ手を外し継ぎ手のえっちゃ工面をきれいにし、用意した新品と接着面を合わせて完了です。 竪樋を取り付けて集水器と接続。 竪樋の垂直部分は、支持金具を取り付け、固定します。エルボ(曲がった円柱の雨樋)や呼樋(竪樋をカットしたもの)集水器と竪樋を繋げます。 但し、多くの継ぎ手からの雨水漏れであれば、専門家に連絡します。20年から25年が交換の目安です。 〇風雪が原因の場合。  火災保険に加入していれば、約款を参考にして、専門家に相談しましょう。 雨漏りを防止するには、バケツを階下に置いておくという応急処置はあります。ですが、肝心の雨漏り事態を食い止めなくては、家屋の構造上の老朽化を招くのです。はやく手をうったほうが、雨漏り対策のでき次第で、それからの家屋の耐用年数が伸びることが望まれます。雨漏りを防止するには、まず、屋根のところの塗装を一回落とし、それからプライマーと呼ばれる下地材を塗布します。そして、壁面塗料や、屋上面塗料をぬって、仕上げる形です。ですので、施工とはいっても、屋根に上らなくてはならないという仕組みから、足場から作る大掛かりなものになりやすいのが、雨漏り対策の施工です。そして、工期としても一日で終わるようなものではありません。その塗料の塗り重ねの状況により、かなり施工費用が高めになる可能性もあります。屋根が平屋根の場合でも、その場所に上るのに足場が必要であり、足場を組み立てるという延べ人数や、塗装工員の延べ人数当たりの人件費もかさんでしまいます。塗装の状況によっては、色を大幅に変えることもさらに工賃のかかることになり、雨漏り対策とセットにするとさまざまな老朽化対策の模様も映し出されます。鉄筋コンクリートの場合であったとしても、雨漏りを放置しておくと、内部の鉄筋の腐食につながるおそれもあり、耐震構造を強度にしなくてはならない、日本の建築構造の仕組みからするとアウトです。そして、屋上のプライマー施工だけではなく、横壁の壁面からの雨水の侵入も考えられますので、屋上だけの塗料塗布で収まらないことはだいたいの場合において必須となります。