雨樋とは？
屋根にそって設置されている雨水の通り道です。 屋根から落ちてくる雨水を雨樋に集める事で外壁の腐食による劣化を 防ぐ事が出来ます。 大切なお家を長持ちさせるために役だっています。 しかし、雨水を集める際に葉っぱ等も一緒に流れ込んでしまうため 雨樋が詰まってしまって本来の機能を果たせなくなる事があります。
雨樋の劣化について
雨樋に葉っぱやホコリが詰まってしまった場合、そこから腐食が始まる事があります。雨樋本体に穴が開いてしまったり、ヒビが入ってしまった場合、交換するしかありません。 しかし、そうなる前に塗装で劣化スピードを抑える事が出来ます。
雨樋の寿命って？
一般的に、雨樋の寿命は20年〜25年と言われています。 使用環境によってもバラつきがあり、海沿いのお家で塩水の影響を受けやすい場合、金具部分のサビが雨樋に影響する事があり、その場合、寿命は短くなります。また、雨や台風が多い地域の場合も、葉っぱやホコリを集めてしまう頻度が上がるので、腐食を起こしてしまうまでのスピードが早まります。そのため、標準的な地域で20年〜25年の寿命と言われています。 しかし、雨樋事態の寿命より先に色落ちや塗装のハゲが発生し、美観が悪い状態が発生します。 塗装がハゲるのは8年〜10年と言われており、放置していると雨樋事態にひび割れが発生したり、穴が開いてしまったり、雨水の排出が出来なくなる状態となってしまいます。 その場合、外壁に直接雨水が流れる事になる為、カビが発生したり、隙間から雨水が外壁の中に入ってしまい、壁の中を腐食させてしまったり、お家事態に致命的なダメージを与えてしまう事にもつながります。 そのため、雨樋の見た目の劣化が始まった段階で、寿命を伸ばすための対策を取る事が必要となります。
塗装か、交換か
雨樋を塗装するか交換するかの目安は、劣化による破損（ヒビ割れ・穴）があるかどうか。がポイントとなってきます。 ただし、部分交換と塗装で済む場合もあるため、業者さんに見て貰い見積って貰うのが良いでしょう。
雨樋工事の工程は街の屋根やさん横浜で詳しく紹介されています。工事の具体的な流れなどを知っておきたい方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
雨樋の塗装は足場を組む
雨樋を塗装する場合、家の周りに足場を組んで対応します。 軒先の雨樋の場合、2階建ての足場を組む為、塗る面積は小さいのに 足場代だけで15万〜20万掛かってしまいます。 そのため、どうせ足場を組むなら、一緒に外壁の塗装をしませんか？ と勧められる事も多いです。 数年後に足場を組んで外壁塗装をしなければならないのであれば、一緒に済ませてしまうのも賢い選択だと思います。
外壁と一緒に雨樋の塗装をする場合の注意点
屋根や外壁の場合、耐久性の高い塗料を勧められます。 それに対し、雨樋は少しお安めの塗料を勧められてしまう事があるのですが、お安めの塗料を選んだ場合、屋根や外壁よりも先に劣化が始まります。 そのため、次の塗装までの期間が雨樋だけが短くなってしまいます。 結果、せっかく一緒に再塗装してもらったのに、雨樋だけを塗り直すために足場を組まなければならなくなり、また外壁と一緒に塗りませんか？と提案されるハメになります。 雨樋の塗料を安くした事によって、外壁はまだ持つのに一緒に塗り直しを行わなければならなくなるので、ここは同じランクの塗料を選んでおいた方が、トータルの修繕費もサイクルも短くて済むようになります。 どこに頼む？ 屋根を扱っている業者さんに見積って貰うのが良いと思います。 １社だけではなく、数社から見積もりを取って、メリットもデメリットも教えて下さる会社が良いでしょう。 先にご説明した雨樋と外壁の同時塗装なども提案して下さる所が良いと思います。 また、現在の雨樋の状態を診断して、部分交換や塗装、全交換などわかりやすく提案して下さる業者さんが望ましいです。 保険が使える事もある。 雨樋の修理は、火災保険が使える事があるそうです。 一度、保険の内容も確認してみる事をオススメいたします。 まとめ 住宅の劣化を招く最大の原因は、雨水の侵入です。 屋根からの侵入、外壁からの侵入、雨の跳ね返りによる基礎の劣化。 雨が侵入してくる経路は様々ですが、雨樋をしっかりメンテナンスしておくことで、劣化のスピードを遅くすることが出来ます。 大切なマイホームを守るために、重要な役割を果たしてくれています。 外壁から雨水が侵入することで壁の内部にカビが発生した場合、家の内部にも増殖してしまい、健康被害をもたらす事も考えられます。 メンテナンス1つでお家と家族の健康が守れるのであれば、設備投資する価値もありますね。 あとは納得いく業者さんと相談の上でどこまで対応するのか決めるのが良いでしょう。 住宅メーカーさんによっては、家を建てるだけではなく、建てた後のメンテナンスまで面倒みてくれる事もあるので、お家を建てた時に信頼出来る。と思った会社さんであれば、一度相談してみるのもオススメです。 リフォーム事業もやっている事が多いので、「そろそろメンテナンスですよ」とお知らせしてくれる事も多いです。 雨樋はお家を守ってくれているので、放ったらかしにせず、ぜひメンテナンスしてあげて下さい。